基本操作

 Padieの使い方は、「減色したい画像を開いて」「開いた画像を減色して」「減色した画像を保存する」この3つで構成されています。

 画像を開く方法は、「開く」ボタンでダイアログを出す、ファイルをドラッグ&ドロップする、「貼り付け」ボタンでクリップボードから読み込む、の3つです。いずれの場合も、新しいウィンドウが開き、そこに読み込んだ画像が表示されます。

 減色する方法は、減色したいウィンドウをアクティブにしてから、「減色」ボタンで設定パネルを出します。設定パネルで減色の設定を済ませたら、「OK」を押します。減色が開始され、タイトルバーの下のプログレスバーが減色の進捗状況を知らせます。減色が終了すると、減色結果が新しいウィンドウで開かれます。

 保存する方法は、保存したいウィンドウをアクティブにしてから、「保存」ボタンでダイアログを出します。あるいは「コピー」ボタンでクリップボードにコピーして、他のアプリケーションに渡します。

 画像を開くときに2つ以上のファイルを指示すると、そのファイル名の一覧を持った新しいウィンドウが開きます(バッチモード)。このウィンドウをアクティブにして「減色」すると、自動で減色し、あらかじめ設定パネルで設定したフォルダに保存されていきます。

 このウィンドウの「共有パレット」チェックボックスをチェックすると、そのバッチは全部のファイルを、共有した1つのパレットセットで減色します。なお、動作原理として「すべてのファイルを一度に開いて一度に処理する」とほぼ等価ですので、特にRAMを喰います。空きRAMと相談して使用してください。

ファイル形式

 Padie の読み込みは Susie プラグインに対応していますので、対応ファイルの種類は PC にインストールされているプラグインによります。プラグインのフォルダ位置はメニュー「プラグインの設定」から任意に設定できますが、初期状態では、SusieがインストールされていればSusieと同じ、インストールされていなければ、Padieのあるフォルダになります。
 もし PC のカラーモードがフルカラーより下であるなら、16bpp、32bpp、および圧縮 BMP の読み込みはデバイス依存(=読み込み時に画像劣化)になりますので注意してください。フルカラーモードならば関係ありません。

 書き出すファイルは、1,4,8,24bpp 無圧縮 BMP ファイル、および8,24bpp PNG ファイルです。BMPのピクセル深度は自動設定、PNGのピクセル深度は減色画像が8bpp、読み込み画像は無条件に24bppです。本当はGIF書き出し能力もありますが、ロック解除方法は秘密です。簡単に外れますのでご自分で探してみるのもいいかと思いますが、使用についてはユニシスの持つGIF圧縮の特許に触れるので止めておいてください