減色と設定
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パレット作成――減色で作成するパレット数を指示します。パレット数が多ければそれだけ表現力が向上しますが、(GIF/圧縮時の)ファイルサイズの増大にもなります。

固定16色を付加――MS-Windowsのシステムパレット16色を、パレットに組み込みます。追加ではなく内包です。256色でこれにチェックを入れると、240色を最適化し、残り16色は固定色になります。指示されたパレット数が16に満たないときは、パレット数を16(固定色のみ)と解釈します。

固定16色『■

モード――誤差拡散方法を指示します。

  • 「(なし)」は、誤差拡散処理をしません。
  • 「gPeanos」は、一般化ペアノ走査による拡散処理を行います。
  • 「誤差拡散」は、Floyd-Steinberg法による誤差拡散を行います。
  • 「平均誤差」は、平均誤差最少法による拡散処理を行います。
  • 「アニメ」は、ドッターシミュレーション/パターンディザです。
    専用オプションの数値は、誤差許容量を意味します。

弱⇔強――誤差拡散量を指示します。出力具合の調整をする場合はここを変更します。最強設定では発散(画像が荒れる)してしまうケースが多いので、少し弱く設定します。

減色と設定
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色空間調整――色空間を変形させます。右に寄せれば伸び、左に寄せれば縮みます。伸ばした色が強調されるわけではありませんヒントを参照してください。

出力精度――表示環境差吸収度を指示します。ハードウェア要因により、パレット精度と環境差吸収度はトレードオフ関係にあります。Web用途等ハイカラー環境を含める場合は「555」に設定してください。

入力精度――画像の読み取り精度を指示します。変更不要です。

初期化――このページの初期化を行います。

減色と設定
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パレットに透過用色を割り当てる――パレットの中から最後尾1色分を確保し、透過色として使用します。透過GIF/透過PNGを作るときは必ずこの機能を使ってください。そうしないと、不透明なはずの部分が透明になったり、透明のはずの部分に誤差拡散が機能し透明にならないかもしれません。

左上〜右下――「パレットに透過用色を割り当てる」をチェックすると有効になります。画像の該当ピクセルと完全同色のみが透過色として見なされます。共有パレットバッチモードの場合は、リストの一番目のファイルの該当ピクセルが、全ファイル共通の透明部分になります。

減色と設定
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バッチ出力のフォルダ設定――バッチモードで処理された画像は、ここで設定したフォルダに保存されます。保存ファイル名は、元のファイル名の拡張子を置き換えたものになります。右側のラジオボタンは、書き出しのファイルフォーマットを示します。

PNGオプション――PNG書き出しをインターレース方式で行うようにします。